3DCGデザイナーが手がける分野は多岐にわたりますが、1人のデザイナーがすべての工程を手がけることは少なく、分業や協業体制で作業に当たるのが一般的です。
そのため3DCGデザイナーとして仕事をするためには、これらのプロセスをよく理解するともに、各分野への幅広い知識やスキルが求められます。
1.モデリング
モデリングを中心に担当する人のことを「モデラー」と呼びます。
モデラーの仕事は、主にイラストやイメージ画像といった2Dの図から3Dのオブジェクトを作ること。キャラクターや背景などは、それぞれ専属の担当者がいる場合もあり、複数人で連携しながら1つの作品を仕上げる場合もあります。
2.モーション
「モーション」とは、その名の通りキャラクターや背景に動きを加えること。別名「アニメーション」とも呼ばれ、リギングされたキャラクターが不自然な動きにならないよう、実際に操作したり動かしたりしながらリアル感を再現していきます。こうしたモーション作業をメインに担当する人のことを「3DCGアニメーター」と言う場合もあるようです。
3.レンダリング
レンダリングとは、抽象的なデータ・情報をもとに様々な処理を加えることで画像や音声、映像などを生成することを指します。具体的には、キャラクターや背景などの質感や光源、シェーディングなどを設定し、動画や静止画に出力していくのが仕事です。3DCG動画では、出力までに5日~1週間以上の時間を要する場合もあり、処理する情報量によって生成する期間が異なります。
このように、3DCGデザイナーが手がける分野は多岐にわたりますが、1人のデザイナーがすべての工程を手がけることは少なく、分業や協業体制で作業に当たるのが一般的です。
そのため3DCGデザイナーとして仕事をするためには、これらのプロセスをよく理解するともに、各分野への幅広い知識やスキルが求められます。